毎月の電気代の請求書を見て、同じ4人家族の平均額と比べて自分の家庭は高いのか、それとも普通の範囲なのか気になっている方は多いのではないでしょうか。子どもの成長や家電の増加とともに電気代がじわじわと上昇し、家計を圧迫していると感じている家庭も少なくありません。

そうした電気代の悩みを解決するには、まず4人家族の平均額を正しく把握した上で、自分の家庭に合った節約方法や電力プランを見直すことが近道です。今回は、4人家族の電気代の平均や高くなる原因、家族で今日から実践できる節約方法について解説します。

4人家族の電気代の平均は?

総務省統計局が公表した最新の「家計調査」(2025年調査)によると、4人家族(二人以上の世帯のうち4人世帯)の平均的な電気代は月額13,928円です。

また、世帯主の年齢グループ別(2025年度)に見ると、以下のような結果となっています。

世帯主の年齢 電気代
34歳以下 10,906円
35〜39歳 10,900円
40〜44歳 11,448円
45〜49歳 13,446円
50〜54歳 15,172円
55〜59歳 17,702円

世帯主の年齢が上がるほど、つまり子どもが成長して中高生や大学生になり、個室での電化製品の使用やスマートフォン・PCの充電、個別の活動時間が増えるほど、電気代の平均値も目に見えて上昇していく傾向が読み取れます。

出典:
総務省統計局「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯/第3-1表 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出(2025年調査)」
総務省統計局「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯/第3-8表 4人世帯(有業者1人)世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(2025年調査)」

月別の電気代

電気代は年間を通じて均等に発生するわけではなく、気候や季節、エアコンなどの冷暖房器具の使用状況によって大きく波があります。

2025年1月~12月の家計調査による4人家族の月別平均データを見てみましょう。

月 電気代
1月 15,056円
2月 17,083円
3月 17,012円
4月 14,897円
5月 12,636円
6月 11,290円
7月 11,141円
8月 13,756円
9月 15,697円
10月 13,795円
11月 12,221円
12月 12,549円

 

このデータからわかるように、年間で最も電気代が安いのはエアコンをあまり使わず日照時間も長い7月で、11,141円という結果でした。

それに対し、冷房使用がピークに達する9月は15,697円、暖房や給湯をフル活用する2月は17,083円と、季節によって極めて高くなっています。

年間で最も高い月と安い月では1か月あたり約5,900円もの開きが生じているため、冷暖房シーズンの対策が欠かせません。

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯/用途分類(世帯人員別) 」

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4人家族の電気代が高くなる原因

「他の家庭と比べて、なぜうちの電気代はこんなに高いのだろう」と感じている場合、4人家族特有の住環境やライフスタイルが影響している可能性があります。主な原因として、次の4つが挙げられます。

自宅の専有面積が広く、部屋数が多いため

4人家族になると、子どもの個室が必要になるなどして部屋数が多くなり、広い間取りの戸建てやマンションに住む傾向が強まります。

各部屋でエアコンや照明器具を使用する機会が増えると、家全体の電気使用量が大幅に増加してしまいます。特に廊下や吹き抜けのある間取りは冷暖房が効きにくく、設定温度を強めにしがちな点にも注意が必要です。

家族それぞれで生活スタイルが異なるため

夫婦それぞれの生活スタイルの違いや子どもの成長によって起床、帰宅、食事、入浴、就寝などの生活リズムがバラバラになると、誰かが常にリビングや個室で電気を使い続けることになります。

複数の部屋でエアコンや照明が同時に稼働し、食事のたびに電子レンジを使い、お風呂の追い焚き回数が増えるなど、電力が無駄に消費されやすくなるのです。

使用する家電が多く、稼働頻度が高いため

家族の人数が多い分、大型冷蔵庫や洗濯乾燥機、食洗機、複数台のテレビ、ドライヤー、各自のスマートフォンやPCなど、稼働する家電の絶対数が増えます。

家電の台数と使用頻度が増えるほど、消費電力も比例して大きくなります。さらに、子どもの成長にあわせて学習用のデスクライトやゲーム機、ドライヤーなどの家電が追加されることも多く、気づかないうちに世帯全体の消費電力が底上げされているケースも少なくありません。

契約プランやアンペア数が合っていないため

「念のため」と大きめのアンペア契約(60Aなど)を結んでいる場合、基本料金が無駄に高くなっているケースがあります。

また、日中の活動時間帯に単価が高いプランで契約しているなど、家庭のライフスタイルと電力会社との契約プランが合っていないことも、電気代を不必要に高くする一因です。契約内容を一度見直してみることをおすすめします。

【4人家族向け】電気代の節約方法

ここでは、4人家族の電気代を効率的に、かつ無理なく削減するための実践的な方法を紹介します。

家族の生活スペースや時間を合わせる

複数の部屋でバラバラに過ごすのではなく、できるだけ同じリビングで家族全員が一緒に過ごす時間を増やしてみましょう。これだけで、別々の部屋で稼働していたエアコンや照明、テレビの消費電力を一気に削減できます。

また、お風呂や食事の時間を家族で合わせることで、追い焚きや電子レンジの再加熱を減らすことができ、電気代だけでなくガス代の節約にもつながります。

エアコンや電化製品を賢く使う

電気代の多くを占める家電の使い方を少し見直すだけで、節電効果が期待できます。

エアコン

風量を自動運転に設定した上で、サーキュレーターを併用して冷暖気を循環させ、フィルターは月2回程度掃除しましょう。設定温度を1度下げる、または上げるだけでも、大きな省エネ効果が期待できます。

その他の家電

炊飯器の保温時間を短くし、余ったご飯は冷凍保存しましょう。使用していない家電のプラグをこまめに抜いて、待機電力をカットする習慣をつけるのも効果的です。

古い家電を省エネ家電に買い替える

初期投資は発生するものの、10年以上前の古い家電を使っている場合、最新モデルへ買い替えることで大幅な電気代削減が見込めます。

経済産業省のデータによると、10年前の製品と比較した際の節電効果は、エアコンで約13%減、冷蔵庫で約15~24%減、テレビで約31%減、照明をLEDに切り替えるだけでも約86%の削減になるとされています。

長く使う家電だからこそ、買い替え時には省エネ性能をしっかり比較検討しましょう。

出典:
経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」
環境省「デコ活」

電力会社を切り替える

日常のこまめな節電の工夫にも限界を感じたら、電力会社の切り替えを検討してみるのも一つです。

特に4人家族のように電気を多く消費する世帯では、使えば使うほど1kWhあたりの単価が割安になるプランを設定している電力会社を選ぶことがポイントとなります。

電気代の負担を少しでも抑えたい場合は、新電力の「まねきでんき」をご検討ください。

まねきでんきは市場連動型プランに対応しており、市場の変動具合や電力会社の手数料にもよりますが、年間を通してみると一般的な料金プランよりも安くなりやすいという特徴があります。

面倒な書類のやり取りや自宅への立ち会い工事は一切不要です。スマートフォンから検針票の写真を送るだけで、Web上で3分ほどあれば申し込みが完了します。

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まとめ

4人家族の電気代は、部屋数や家電の台数、家族それぞれの生活リズムの違いなど、さまざまな要因が積み重なって高くなりやすい傾向があります。家族で過ごす時間を合わせたり、家電の使い方を見直したりするだけでも、無理なく節電効果が期待できます。まずはできることから少しずつ取り入れて、電気代の見直しをしていきましょう。